2014年9月12日金曜日

コミュニケーションのきほん ―相手の立場に立って考えればわかる!?―




リワークプログラムの中のグループミーティングは月ごとにテーマが替わります。
9月はコミュニケーションがテーマなので、
コミュニケーションの基本について考えたいと思います。

コミュニケーションの仕方については、
「相手の立場に立って考えればわかるはず」とよく言われます。
実際子どもの頃、「自分がされて嫌なことは人にもしてはいけない」と教わった方も多いと思います。
人を叩くとか、人の悪口を言うなど単純な事柄については、相手の立場に立って考えて、「悪口を言われるのは嫌だろう」というように、
相手の気持ちを推測して、推測が外れることはないでしょう。
でも、もっと複雑な事柄については、「相手の立場に立って考える」ことはかなり難しいのではないでしょうか。

相手の立場に立って考えているつもりで実際は立てていない場合、
「相手のため」と思って善意でしたことが、余計なお節介になるかもしれません。

このような行き違いを防ぐ工夫の一つとして、「相手はこう思っているだろうから」という推測だけで行動するのではなく、
「私はこう思うのですが、どうですか。」
など、相手に聞いたり確認したりすることが大切だと思います。
聞いてみると、自分の推測とは異なる思いや考えを持っていることが分かるかもしれません。

聞く、確認するなどは当たり前のことのようですが、
咄嗟にはできていない場合もあるので、
時々自分のコミュニケーションの仕方を振り返ってみることが必要です。
コミュニケーションは毎日していることなので、それなりにできていれば改めて考え直す機会はないかもしれません。
ですが、見直してみると、お互いにもっと気持ちの良いコミュニケーションができ、人間関係がより良くなるのではないでしょうか。


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