2018年12月26日水曜日

年の瀬の(隠れ)メッセージ

おおみそかが近づいてきました。 
つらい一年になった方もいらっしゃる 
かもしれませんが、年越しは穏やかに迎えら 
れるといいですね。 
さむい日は温かいものでも食べてリラックスし 
ましょう
 

よい新年を迎えるために少し一年を振り返り、 
いくらかでも、がんばった自分を労って 
おきたいですね。私は 
としが明けたら、初詣に行って健康祈願を 
して、リワークメンバーみんなの良い一年 
を、お願いしてこようと思っています 
 



2018年12月19日水曜日

インフルエンザ対策をしましょう!

今年もインフルエンザの流行時期がやって来ました。
みなさん予防接種は受けられましたか?

予防接種をしても罹患してしまうことは稀ではありません。
そこで、身近で簡単にできる対策をお伝えしますね。


・咳がある場合はマスクを着用しましょう。
 →着用方法が間違っていれば、意味がなくなってしまいます。
  鼻と口を覆って、隙間がないように。着用時や外すときには覆っている部分を触ら   ず、外すときにはゴムの部分を持って外し、一度外したマスクは再着用せずに新しい  物を使用する。
・咳やくしゃみ、鼻をかんだ手はすぐ洗いましょう。
 →唾液や鼻水を含んだティッシュは感染源になってしまうので、すぐゴミ箱に捨てま   しょう。
・こまめに水分摂取をしましょう。
 →乾燥しているとウィルスが粘膜に付着,感染しやすくなってしまうので、乾燥させ    ないようにしましょう。


これらで完璧に防げると断言できませんが、リスクを下げることは可能になります。
年末年始、仕事の忙しさから開放され、油断した時にインフルエンザで寝込んでしまうのはとても辛い事ですよね。
是非、体調を万全に整えてクリスマスやお正月を楽しく過ごしてもらいたいと思います☆

2018年12月15日土曜日

リラクゼーション

12月も後半に入りました。今年も残すところ、十数日です。年末は何かと忙しく感じますね。気がつけば、肩に力が入っていた…などと、ついつい気が張りすぎて、体も心も硬くなってしまいます。そんな時は、ちょっとした休息を取ってみたり、脱力してみたり、体や心が辛くなる前に、ゆったり休ませてあげたいものです。

そこで、今回はリラクゼーションについて書いてみようと思います。

リワークでは、水曜日の午後のプログラム終了後、掃除を済ませてから終わりの会に入る前に、15分ほどリラクゼーションを行なっています。
ストレッチと筋弛緩法を2ヶ月ごとに行います。11月と12月は、筋弛緩法です。


筋弛緩法とは…?

筋肉を意図的に緊張させてから緩めることで、心と体をリラックスさせる方法です。正式には、漸進的筋弛緩法と呼びます。

やり方としては、
①体の特定の部位に力を入れる。(ぎゅーっと、7〜8割ぐらいの力を入れます。5秒間、そのままキープ)
②脱力します。(すーっと力を抜きます。20秒ゆったり)
を、各部位ごとに2回ずつ繰り返します。

CRESSでは、上記のやり方を用いて、以下のように進めていきます。

部屋を薄暗くして、音楽(鳥の囀りが聞こえてきて、森の中に木漏れ日が差し込んでいる様子が浮かぶ曲を使用しています。)を流します。椅子にゆったりと座り、目を閉じて、さぁスタートです。

1.両手をぎゅっとにぎる
2.目をつむる
3.口(歯を噛みしめる)
4.首(頭を後ろに倒す)
5.肩を上にあげる
6.胸に力を入れる
7.お腹を外へ突き出す
8.お腹をぐっと中へ引っ込める
9.両手をあげて、上半身を反り返す
10.つま先を上にあげる
11.つま先を床の方へ押す
12.つま先を床の方へ、上半身を反り返す

それでは、ゆっくりと目を開けてください。終了です。

緊張状態が続いたときや、職場や自宅で疲れが溜まっていると感じるときなど、隙間時間におすすめです。
また、なかなか寝付きにくいときにも、効果的です。温かいお布団の中に入って、目を閉じてやってみてください。

今年の疲れは、今年のうちに。私も、今晩自分でやってみます〜♪

2018年12月7日金曜日

個人プレゼンテーションの時間〜自分に出会う、他者に出会う〜

12月。今年も残りわずかです。
「個人プレゼンテーション」というリワークプログラムがあります。
毎月1回実施しています。
個人プレゼンテーションは、メンバーが一人ひとり、リワークメンバーとスタッフとを前にしてプレゼンテーションするプログラムです。
発表時間は5分間。
毎月、プレゼンテーションのテーマがスタッフから発表されます。
メンバーは、そのテーマから発表内容を考えます。そして、プレゼンに向けて準備をします。
個人プレゼンへの取り組み方を通じて、各メンバーが個人で仕事をするときの傾向が現れます。
余裕をもって準備に取り掛かる人。
直前になって慌てて準備する人。
毎日コツコツ準備をする人。
一夜漬けのように直前に仕事をする人。
リワークの個別作業の時間を使って準備をする人。
家に持ち帰って仕事をする人。
さまざまです。

また、発表のツールの選択などにも、その人らしさが表現されます。
パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトを使う人。
パソコンは使わずに、口頭で発表する人。
手書きの絵や文字を使って発表する人。
さまざまです。

リワークでは、休職に至った自分の変化を何らかの形で目指します。
その変化があるから、職場に戻った時に休職したときと同じような事態に直面しても、今度は職場を休む方向を採らずに済む訳です。

職場の仕事では、いつも〆切直前にならないと仕事に手がつかなかったメンバーがいたとしましょう。
その人は、やるべき業務があることはわかっていました。でも、手をつけずに後回しにしていました。
それでやれている分には良かったのです。
でも、業務が増すと、直前に仕上げるやり方では、上手くいきません。
しかも、この人は困っていることを職場で言えなかったとします。
つまり、「まだ手をつけていない業務があって、新しい業務に手が回りません」とは言えないのです。
こういう状態がずっと続いています。その一つの延長線上に、休職があったのかもしれません。

こういう方が、個人プレゼンというプログラムに取組むときに、何が大事になるでしょうか。
立派な内容のプレゼンをすることでしょうか。
素晴らしいパワーポイントを作ることでしょうか。
皆から「すごい」と言われるようなプレゼンをすることでしょうか。

それよりもずっと優先すべきは、職場でやっていた仕事の仕方とは違うやり方で、個人プレゼンの仕事をすることです。

つまり、直前まで手をつけずに後回しする仕事の仕方を変えることです。
また、プレゼンの準備で分からないことや困ったことがあったら、自分からスタッフに早めに相談することです。

休職に至ったときと同じ仕事の仕方を続けて、すごいパワーポイントを作ったとしても、その人の変化には繋がらないのです。

ここまでは、個人プレゼンへの仕事の取り組み方を、復職に向けての変化という観点から、述べました。

個人プレゼンは、しかし、その発表内容にも、その人らしさが表現されます。
また、プレゼンはコミュニケーションの一つでもあります。
自分のプレゼンをメンバーとスタッフに見てもらう。
そして、他のメンバーのプレゼンを見る。
お互いにプレゼンをし合う経験です。
自分を知ってもらう経験でもあり、相手への興味を持つきっかけにもなる経験です。


今月12月の個人プレゼンのテーマは、「2018年の私を振り返る」でした。
プレゼンを通じて、多くのメンバーが、休職に至ったときの体験を振り返りました。
2018年という年を振り返るときに、何らかの形で休職にまつわる苦しみに触れる内容が多かったと思います。
休職した自分が、今年を終えるとき、どう自分を物語るのか。
多くのメンバーが、リワークとの出会いを、リワークでの体験をプレゼンの内容にされていました。
そういう経験をされていたのか、とあらためて知る発表もありました。
そのメンバーが休職を経て、どういう個人的な治療的経験を持ってきたのか。相手に伝わる言葉で発表されていました。
発表を聞いているメンバーは、全員、休職している方です。そして、今ここで治療的経験の最中になる方たちです。
発表の内容が、そういうメンバーの経験に触れる発表だと、聞いている側の感情移入も強くなります。心が動きます。

一方、個人プレゼンの内容に、あまり「私」が見えない傾向の発表もあります。
情報提供型のプレゼンが、その代表です。
情報を知る、という点では、有益です。
ただ、リワークの個人プレゼンに、情報提供型を求めているかというと、そうではありません。
大事なのは、ただの情報提供型のプレゼンで終わらないことが、大事になります。
情報提供型のプレゼンに見えたとしても、発表の中核に、「なぜ私がこの情報に興味を持つことになったのか」という問題意識があるかどうかです。
つまり、「私」があるかどうかです。

個人プレゼンの内容にも、その人らしさが出ます。
「私」に傾く内容。
「情報」に傾く内容。
「私」に傾くとしても、その「私」をどう提示するのか。
「情報」に傾くとしても、その「情報」をどう提示するのか。

個人プレゼンひとつとっても、リワークプログラムの経験には、その人らしさがはっきりと出てきます。
プログラムという経験を治療的な経験にできるかは、ただ「プログラムが終わった」で経験を終るのではなくて、どういう自分に出会ったのかを、感じ取ることです。考えることです。
そして、どいういう他者と出会えたのか、感じること、考えることです。

そうした経験を、お互いに感じ合って、考え合うことです。

そうしていると、必ず、休職に至った時の自分と出会います。
休職に至ったメンバーにも出会います。


そうした出会いを繰り返し、ともに考えることを繰り返していくときに、いずれは新しい自分との出会いが待っています。