精神科・心療内科クリニックで行なっている、うつ病リハビリ(リワーク・プログラム)の活動内容を紹介しています。 興味・関心をもたれた方は、気軽にお問い合わせ下さい。 こころのクリニック和〜なごみ〜 〒541-0054大阪市中央区南本町2−2−9 電話06-6226-7463 URL:www.nagomi-kokoro.com
2019年5月31日金曜日
リワークプログラムのホームページをリニューアルしました
5月なのに、すでに夏のような暑い日が続いています。
リワークメンバーの皆さんは、日々の生活記録と目標を指針にして、体調管理に留意して下さい。
さて、当院のリワークプログラムCRESSのホームページをこのたびリニューアルしました。
内容としては、リワーク説明会で参加希望の方に私達がお渡ししているCRESSのパンフレットを踏まえた内容です。
リワークプログラムCRESSでの復職に向けた集団療法を、以下の9つの項目立てでご説明しています。
1. はじめに
2. 復職を実現するためのリワーク・プログラムCRESSでの取組み
3. リワーク・プログラムCRESSの対象者および参加条件
4. リワークプログラムの中断について
5. リワーク・プログラムCRESSを利用した復職までのプロセス
6. リワーク・プログラムの内容
7. リワーク・プログラムCRESSの一日
8. CRESSが大切にしているグループ内の相互交流
9. リワークプログラムCRESSの実績
メンバーからしばしば語られるのは、「リワークに参加する前は、リワークが一体どういうものなのか分からずに不安だった」という話です。
リワークを使って復職することに何らかの関心をお持ちの方に、今回リニューアルしたホームページを読んでいただいて、リワークプログラムCRESSの特徴や、プログラム内容、復職に向けたプロセスの一端を知っていただければと思っています。
実際にリワークのホームページを読んでみたら、CRESSには難しいプログラムがたくさんあって、参加することが不安になった、という感想を持たれる方もいるかもしれません。
また、CRESSではメンバー間のコミュニケーションと相互作用を重視していると知って、集団や対人関係が苦手な方は、参加することが怖くなる方がいるかもしれません。
そういう不安や怖さを、CRESSでは大事な気持ちだと考えます。そういう不安や怖さこそ、CRESSの中で一緒に考えていける気持ちです。
なぜなら、そういう気持ちにじっくりと向き合うことができないままだから、職場という集団に適応できなかったからかもしれないのですから。
そうした気持ちを、CRESSの中で、私たちスタッフと、そして共に復職を目指すメンバーと、一緒に考えていきましょう。
リワークのホームページには、実際にCRESSに参加しているメンバーの言葉も紹介しています。
それは、「グループ作業の作品集」と「復職された方々の卒業文集」です。
まず、「グループ作業の作品集」。メンバーがグループ作業というプログラムで皆で協力して作っている、以下の4つの作品です。
ワクワク♪リワーク通信作品集
和(なごみ)〜こころの寄り道〜作品集
文芸誌オーロラ(Aurora)作品集
響生〜この1年を回顧する〜作品集
メンバーが復職に向けてCRESSの中で日々何を経験し、どういう気持ちを抱いているのか。これらの作品を通じて、一人でも多くの方に知っていただければと思います。
次に、「復職された方々の卒業文集」。
CRESSでは、復職を決めてリワークを卒業されるメンバーに、CRESSでの経験を振り返ってもらう文章を書いてもらっています。
そうした文章を、「CRESS卒業文集」という一冊にして、毎年8月に開催しているCRESS交流会で配布しています。
「復職された方々の卒業文集」は、このCRESS卒業文集に収められたメンバーの文章を紹介するものです。
この卒業文集を読んでいただくと、メンバーがリワーク集団の中で自分自身に向き合い、悩みながらもリワークをやり抜いて復職を達成されたことが、メンバー自身の声で、お分かりいただけると思います。
CRESSが、こういうメンバーの方にとって、復職に向けた心の仕事場であったことが、お分かりいただけると思います。
リワークに参加しようかと思っている一人でも多くの方に、リニューアルしたCRESSのホームページを見ていただければ幸いです。
また、現在CRESSに参加して復職を目指しているメンバーの皆さんにも、今の自分の取り組みを改めて考えるきっかけにしてもらえたらと思っています。
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