2014年5月23日金曜日

☆アフターリワークプログラム開催☆



先週の土曜日、5/17のことになりますが、5月から毎月第3土曜日に実施することになったアフターリワークプログラムを開催しました。

※アフターリワークプログラムは、リワークプログラムCRESSを卒業し、復職された方を対象としたデイケアです。

今回は、総勢10名の方が参加されました。

午前中は、自己紹介も兼ねて、復職後どんな風に過ごされているか直面していることについてディスカッションを・・・☆

そして午後は、恒例の卓球を・・・☆(笑)今回もキングが全勝でした!さすが!!!
その傍ら、卒業して半年未満の方のフォローアップ面接も行いました。

下の写真は、お昼休憩の一コマです。
ひさしぶりの再会でしたが、不思議とみんなが集まると‘いつもと同じ風景’に感じますね。

今回参加されたメンバーさんは、リワークを卒業して8ヶ月が経過した方もいらっしゃれば、1ヶ月のメンバーさんもいらっしゃいました。

同じ部署に復職した方、部署が変わった方、上司が変わったという方など、それぞれの環境の違いがあって、直面していることもさまざまでした。

リワークプログラムを終えて、復職するときは、ある程度、復職後どんな風に自分がやっていけるとよさそうか手応えを掴んで臨んでいかれますが、
実際に復職してみると、思っていたよりもプレッシャーに感じることが少なかったりするかもしれないし、期待していたこととは違う現実にガッカリすることもあったり、やれると思っていたことが思うようにできなかったり、戸惑うことが起こりますよね。

ディスカッションの中では、容赦なく仕事をふられて辟易とする気持ちや、自分がどのくらい仕事ができているのか評価してもらえないと不安に思う気持ち、復職した当初はうまくいっていたけど、徐々にしんどくなって孤独を感じているという気持ちなどが話されました。

みなさんの話を聴いていて驚いたことは、それぞれの職場で、ふとCRESSのことを思い出しておられるということです。

CRESSにいたときに使っていたファイルを読み返してみたり、プログラムの中で考えたことを思い起こして実践してみたり、みなさんの心の中で今もまだCRESSで体験した出来事が生きていて、心の中でつながっているイキイキしたものがあるんだなというのを再発見しました。



「CRESSにいたときは、メンバーさんがみんな優しくて、自分はどうしてできないんだろう。自分はみんなの敵だ・・・」と思っておられた方が、復職した直後には、「同僚や上司に気を遣われたくない。普通に見てほしい」という気持ちと、「周囲が嫌な人に思える」ということで、苦しんでおられた時期があったようです。
しかし、次第に、職場でいろんなことを経験しながら、自分と向き合ううちに、「求められているのは、いいチャンスやからやってみよう」「ちゃんと話せば相手に伝わるかもしれない」と前向きに考えられるようになって、復職してから改めてCRESSで学んだことを実感されたことがあったようでした。

CRESSに参加して、自分らしさを出せるようになったという人もいれば、なかなか変われない自分を感じておられる方もいらっしゃいますが、
CRESSに参加して出会ったメンバーさんと関わる中で、‘自分’について考える体験をされたというのは共通しているように思います。

だからきっと、CRESSで学んだものは、卒業と同時に終りというのではなく、復職後の今にもつながっていっているんですよね。

自分が投げたものが誰かに受け止めてもらえたり、発信したものを考えてもらえたり、共感してもらえたり、新しい意見をもらったり、抱えてもらえた経験を通して、自分に目を向けられるようになったり、自分と他者を尊重するバランスがとれるようになったり、、、何かがこれまでとは違っていったのではないでしょうか。


CRESSの中で何を得るかは、それぞれ違います。

だからこそ、みなさんが心の中で感じたものを大切にしてもらえたらなあと思っています。

復職して、うまくやれていることを共有することも大事ですが、
こうして集まって、大変なことや辛いこと、どうしたらいいのかわからない気持ちも、一緒に考えていけたらと思っています。

次回は6/21(土)です。
今回参加された方も、参加できなかった方も、また次回お会いできることを楽しみにしています。Ate logo☆

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