2022年7月1日金曜日

リワークプログラムCRESSが10年を迎えるにあたって〜データが物語るものと、一人ひとりの経験と〜

リワーク・プログラムCRESSは、2012年7月に始まりました。

今年2022年7月で、CRESSは10歳になります。

最初は週2日で13時半から16時でした。2012年9月からは週2日は変わりませんが、10時〜16時に延長しました。これは、現在のCRESSの始業と終業時間と同じです。

ここからは、開催日数が増えていきます。2012年10月から週3日、同年11月から週4日、そして2014年5月から週5日になり、現在のCRESSの週5日で10時〜16時になりました。

この10年間(2012年7月〜2022年6月)で、338人の方が、CRESSに参加されました。

338人の方が参加された10年間によって、示唆されるものがたくさんあります。

一つは、「数」が物語るものです。これは統計的な意味を持ちます。

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338人の参加者のうち、リワークを途中でドロップアウトせず最後までやり通して卒業されたメンバーは249人(74%)、途中でリワークに来られなくなり、リワークに復帰できずにそのまま中断となったメンバーは74人(22%)、そして現在リワークに在籍されているメンバーが15人(4%)、それぞれおられます。

リワークをドロップアウトしてしまう参加者が22%いるという事実を、私たちスタッフは重く受け止めています。どの参加者も、最後までリワークをやり通して卒業し、復職を実現してもらいたいと、私たちは思っているからです。

個々の中断の背景を、しっかり私たちスタッフは考える必要があります。CRESSという職場に行けなくなり、退職してしまったのですから。そして、中断されたメンバーに、なぜCRESSという職場を辞めることになってしまったのか、考えてもらえたらと思うのですが、それは難しいことになってしまいました。

中断が22%起きるという10年間の事実から、リワークをやり通りて卒業すること自体が、決して簡単な仕事ではないということも、おわかりいただけると思います。CRESSというグループの中で、自分を見つめることそのものが、復職が大変なのと同様に、とても大変な仕事でもあるのです。

卒業された249人のメンバーの中には、「途中でリワークを中断したけれども、中断期間を経てリワークに復帰し、最終的には卒業したメンバー」(復帰メンバー)が15人おられます。これはつまり、CRESSという職場が辛くて途中で休職したけれども、CRESSに復職し、最後まで仕事を続けて卒業された参加者が、15人おられることを意味します。

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CRESSの卒業メンバー249人のほとんどは、休職した時と同じ職場への復職を果たしています。元の職場に復職することは、CRESSの参加者が目指す目標でもあります。


実際の人数で言うと、元の職場に復職された卒業メンバーは、249人中、237人(95%)です。

しかし少数ながら、違う転帰になった卒業メンバーもいます。

転職してCRESSを卒業したメンバーが5人(2%)休職状態あるいは無職の状態で卒業したメンバーが7人(3%)おられます。

CRESSに参加した方が、元の職場への復職ではなく、転職を目指すことになることを、みなさんはどうイメージされるでしょうか。

休職した職場は、苦しい場所です。嫌な場所でもあるでしょう。そういう元の職場に戻らず、転職でリセットできるなら、良かったのではないか、と思われる人もいるかもしれません。

次の内容は、「数値」ではなかなか分からないことです。転職された5人のメンバーのCRESSでの経験の中身を知らないと、データだけ見ていても、その内実はわかりません。元の職場を退職されて、転職を目指すことになるメンバーは、CRESSの中で、大きな試練を迎えます。周りは、あの苦しい職場に戻ろうとしている。CRESSは、そういう人たちが集まって、自分に向かい合っている場所なのです。

『その中で、自分は、職場を辞めて、新しい職場を目指そうとしている。みんなと目指すところが違い、問題意識を共有できなくなる。みんなとともに、このCRESSという職場で、転職組の自分は果たして、本当に一緒に心の仕事ができるのか。』

この悩みにぶつかります。むしろ、CRESSの中で転職をする人は、その悩みにぶつかり、葛藤する必要があります。実際に、5人のメンバーは、そういう葛藤を経験し、CRESSで心の仕事をやり通したところがあります。その時、転職はリセットではなく、休職し退職した弱い自分に向き合う経験になるのです。

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卒業メンバー249人のCRESS在籍期間(リワーク初日から最終日までの日数)の平均在籍期間は、223日です。つまり、卒業メンバーは平均すると7ヶ月半ほどでCRESSを卒業していたことになります。

卒業メンバーの平均在籍期間が7ヶ月半であるという事実は、何かを物語ります。

休職した自分にリワークで向き合って復職するには、それ相応の時間が必要になった、という意味もあるでしょう。さらには、厳しい職場に戻るのは辛いことなので、CRESSという安全な場所に長居している意味もあるかもしれません。

在籍期間のデータを見るときに大事な視点は、「数字」としての在籍期間ではなく、その時間の中でメンバーが再発予防できる自分に変わるために、どれほど中身ある経験を得たのか、という視点です。これも、「数値」だけ見ていては、分からないことです。

今の自分が、このリワークをどういう風に経験し、使っているのかを、しっかり考えることです。

自分自身を考えることなく、早く職場に戻ろうという気持ちだけで、リワークを早く切り上げようとしているのかもしれません。

早く復職しようとしていたけれど、CRESSに参加することで、自分は休職前と変わっていないと気づいて、このままの自分では卒業できないと、在籍期間が長くなっているのかもしれません。

あの職場に戻るのが嫌で、働くのが嫌で、CRESSを現実逃避の場所にしていて、在籍期間が長くなっているのかもしれません。

リワークの時間の中で、自分がどういう経験をしているのかを考えていくことは、職場での自分を見つめ、再発予防している自分の姿でもあります。



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今回紹介した「数値」は、10年間の積み重ねがあって、何らかの意味を帯びる数値です。

数値という客観的な事実が何を物語るかを考えるためには、一人ひとりのリワーク経験を知っていなくてはいけません。

私たちスタッフは、10年の時間が出した数値を、個々人の復職に向けたリワークでの取り組みという中身ある経験につなげて理解していきます。

2022年6月24日金曜日

コミュニケーションの中の自分とは

今回のブログでは『コミュニケーションの中の自分』について、少しお話ししたいと思います。

 

先日、心理教育というプログラムでコミュニケーションについて現在、リワークに在籍されているメンバーにお話しする機会がありました。

コミュニケーションと聞くと、言葉でのやりとりをイメージされる方が多いかもしれません。しかし、言語的なやりとりだけではなく、発信する際の声のトーンや空気感など非言語的なやりとりも含めて、コミュニケーションと考えます。発信者だけではなく、受信者の反応もそこで起こっているコミュニケーションの要素となっている、つまり、お互いのあり方がコミュニケーションには反映されているということです。

 

自己分析というプログラムでも、コミュニケーションについて触れる機会がありました。自分のコミュニケーションのあり方も含んでいる、『苦手な人とのつきあい方』というテーマをメンバーに考えてもらったのです。自分が相手をどう苦手だと見ていて、苦手だという思いがどのような自分のあり方に反映されているのかということです。相手との交流で、自分が今以上に苦痛な思いをしたくないと、必要最低限の対応で収める方も居れば、相手の良い面を知るために、あえて積極的に関わっていくという方も居ました。様々なコミュニケーションの形を共有すると、改めて、コミュニケーションというのは、非常に個性のあるものだと認識できました。

 

リワークでは、上記2つのプログラムのみではなく、自分の復職に繋がるさまざまなコミュニケーションにメンバーが日々、意欲を持って取り組んでいます。

 

コミュニケーションというのは、私たちの生活の中に常にあるものです。相手は家族や友人、職場の人が思い浮かべやすいかもしれません。しかし、もっと色々な人とも実はコミュニケーションをしているのです。見知らぬ人同士でも起こります。例えば、狭い道で自分の正面から人が来た時に、道を譲るのか、そのまま突っ込むのか。電車内で自分は座っていたとして、立っている人が目の前に来た時に、スペースをもっと詰めるのか、詰めないのか。落し物をした人に直接声をかけるのか、交番に届けるのか、そのまま見て見ぬふりをするのか…こうして見ると、コミュニケーションの幅というのはとても広く、自分の個性がよく表れていると感じることができるのではないでしょうか。つまり、人との関わりの中には、『自分』が居るのです。

 

このブログを読んでいる皆さんが改めて、コミュニケーションを振り返る時、

そこにはどんな『自分』が存在していますか?

2022年6月9日木曜日

 今年も少し遅れて梅雨入りが近づいています。梅雨の時期はじめじめして洗濯物もなかなか乾かないし、気持ちも晴れず、夏が待ち遠しい気持ちになる人が多いでしょう。でも、リワークでは参加するうちに、メンバーの多くが、そんな雨への気持ちはいろいろな気持ちの中の一つに過ぎないと感じるようになるかもしれません。

 というのも「雨」に限らず、リワークでは様々な物事について、プログラムで多角的に分析したり、語り合ったりして、自分以外の人の感じ方や考えを知る機会に多く出くわすからです。

先日も「個人プレゼン」というリワークのプログラムで「雨」というテーマでメンバーの皆さんが思い思いの発表をされていました。「個人プレゼン」では、メンバー全員が決められた同じテーマで一人5分の発表をします。その発表を聞いて、メンバーどうし感想を伝え合うのです。発表時間とテーマ以外、発表の形式や内容は自由です。

誰にでも平等に降り注いでいる「雨」というシンプルなテーマであればあるほど、イメージも、連想も千差万別、十人十色の「雨」が語られます。

 音楽を想い浮かべて紹介する人、映画や文学作品を通してお話される人、趣味との関連でお話される人、自分の体験や想い出からお話される人・・・。ネガティブな面、ポジティブな面、情報中心の人、思いや考えを話す人、どれもが「雨」という鏡で自分を映し出して自分を眺める作業なのだなと感じます。雨を自分の心情とつなげて「雨降って地固まる」「止まない雨はない」とお話される言葉には、雨からの滋養をメンバー皆にも伝えようという見えない想いも感じられました。

「雨」という一つのことばを、一人ひとりが発表することで、その発表そのものが、その場にいるメンバー同士の心の交流となっていることを感じた時間でした。

自分のプレゼンが誰かの心に届いた感触はどうだったでしょうか。

「雨」が降る度に、語られた様々なことばが浮かぶのだろうなと思うと、もうすぐ始まる今年の梅雨も少しは楽しめるかもしれませんね。

2022年5月24日火曜日

リフレッシュとは?

あっという間にゴールデンウィークが終わりましたが、皆さんはどのように過ごされましたか?

お仕事だったと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、少しでもリフレッシュする時間を持って頂けていたら良いな〜と思います。

 

そもそもリフレッシュとは何でしょう?自分にとって何がリフレッシュになるのか皆さんはご自身でわかっておられますか?

 

なぜこんな質問をするのかと言うと、4月のアフターリワークでリフレッシュについて話す機会がありました。少し話が逸れますがお知らせも兼ねてアフターリワークの現状について書いておこうと思います。アフターリワークの午後の時間はセルフチェックを実施しています。この時間を通し、生活面について振り返って頂き、より良い生活習慣につなげることを目的としています。その目的は変わりませんが、今は少し方法を変えており、これまではメンバーさん一人一人にまず報告をして頂き、その報告に対しスタッフがフィードバックを行なっていました。長らくこの方法で実施して参りましたが、徐々に参加人数が増える中、この方法では時間内に終えることが難しいという問題が出てきました。また、兼ねてよりご自身の報告以外の時間をもう少し有意義に過ごして頂きたいと考えており、その点も含め方法を変更することに致しました。

今はまず生活記録表に過去1ヶ月間の振り返りを記入して頂き、それを元に一人2分の持ち時間で発表してもらいます。その後、生活面で悩んでいることや、発表を聞いて気になったことなどを出し合いみんなでディスカッションをしています。

そのディスカッションの時間にリフレッシュや気分転換について話し合いました。

 

本当のリフレッシュって何だろう?

心の底からリフレッシュできたと感じる事って何だろう?

 

趣味を通して気分が上がる感覚、気分のスイッチを変えるような感覚、何かに集中する事で頭を空っぽにする感覚、達成感を感じるような事…様々な意見が出ていました。

リフレッシュの方法を出し合うのは簡単ですが、自分にとってのリフレッシュとはそもそもどういうことか?について考えることはあまり無いのではないでしょうか。もちろん誰かのリフレッシュの方法が自分に合うこともあるでしょうし、運動や瞑想は科学的な面からもリフレッシュに繋がることはわかっています。ただ、それが本当に自分のリフレッシュに繋がっているのかは頭ではなく心や体に聞く必要があるのかもしれません。


日頃のストレスから心身を解放し、前向きな気持ちを作り出すためにも、自分に合ったリフレッシュの方法を知っておくことは大事なのではないでしょうか?

2022年5月6日金曜日

"休み"はどのような体験でしたか?

 大型連休が終わりましたね。皆様の“休み”はどのような時間でしたでしょうか?

世間一般的には、久しぶりに行動制限のほぼない休日ということもあり、賑わっていたように思います。

 

リワークでは、暦通りの活動でしたので、2日月曜日を中間に前半と後半にわかれたような連休でした。

連休の合間にあった月曜日のセルフチェックのプログラム内で、休みにまつわる話題が登場していました。セルフチェックでは、現在の自分に必要な目標もしくは、復職後の生活を意識した目標など、それぞれに目標や計画を立てて、復職の土台となる健康的な生活の実現を目指していくプログラムです。

今週の各メンバーの報告では、休みの中で感じた事柄に関する内容がたくさんありました。

 

休みを楽しみだと感じているメンバーもいれば、反対に休みが楽しみじゃないし、楽しめなかったと話していたメンバーもいました。

休みに何をして過ごそうかと悩むメンバーもいれば、復帰前にできる事柄をすませたいが、過活動にならないよう心がけていたメンバーもいました。

また、休みを楽しみじゃない自分がいるのはどうしてなのだろうか?との問いに、ご自身の体験談を率直に語られたメンバーもいました。

リワーク開始当初と今とでは、休みに対する感じ方が異なるという話題も出ていました。

 

休みに対して不安だと語った方もいらっしゃいました。私は、そこに注目しました。もちろん、それぞれ感じ方が異なることは起こり得ることだと思います。

その中で、休みを不安だと言葉にできたことや、他メンバーが不安だと語ったことに、自分も同じだと吐露できたことは、大きな体験だと思いました。

休職している今の自分だからこそ、もしくはリワークに取り組んできた自分だからこそ感じる不安だと思います。その休職やリワークでの取り組みは、今のメンバーとしか共有できません。(今のこの時期に休職し、リワークでの体験を共にしているという意味でです)

 

不安に感じる人が他にもいるんだと思えると、気持ちがやや楽になった方もいらっしゃったかもしれませんね。

 

連休の合間にあったセルフチェックでの体験のように、後半の連休を皆さんがどのように体験したかを互いに共有し合える時間も持てると良いですね。

 

 

さて、連休明け最初のプログラムは、グループ作業でした。

今期のグループ作業では、タウン誌の作成に取り組んでいます。今回のタウン誌では、“心が動いた”スポットを紹介することがテーマです。当院周辺をメンバー皆でフィールドワークし、「なんだこれは?」と驚いたり、「オフィス街にこのようなものがあるんだ〜」と予想外のものに癒されたりと、今のメンバーが心を動いたスポットを紹介していきます。目に止まったもの、訪れた場所で感じたことは、メンバー内でもさまざまです。まだまだ作成途中ですが、“今のメンバーだからこそ”のタウン誌が仕上がると思います。私は、とても楽しみにしています。完成したタウン誌は、当院のホームページに掲載しますので、ご覧いただけますと幸いです。

 

2022年4月27日水曜日

気分転換

 桜の時期が終わった途端、夏のような気温になってきましたね。

朝晩はまだ肌寒い日もあるので服装選びに悩んでしまいます。皆さんも風邪引かないように気をつけてください。


リワークでは毎週月曜に行っているセルフチェックで先週の生活を振り返る時間があり、今回はこのプログラムでのことを話題にしてみたいと思います。

復帰してからも健康的な生活を送るために、色々工夫して目標を立てている方が多いのですが、目標の達成率を上げるために無理をしているという報告を受けることがあります。

他にも自分の今の状況を把握しないまま、健康的な生活と一般的に言われる方法をそのまま取り込んで負担になっているという場合もあります。

現状のしんどさから抜け出したいために焦って色々取り込む意欲は大切だと思いますが、それが負担になっていては自分を追い込んでしまうために余計焦るかもしれません。

ストイックに目標に取り組むだけでなく、気持ちが楽になる、ほっと出来る時間を大切にしてもらいたいと思います。

せっかく早寝早起きで時間を設定していても、常に気が張っていては熟睡感が得られずに朝起きれない、日中眠くて仮眠しないと体力が持たない、と悪循環になってしまいます。

「気分転換」と言われると大げさに考えてしまうかもしれませんが、どんな小さな出来事でもいいのです。

早朝の匂い、通勤時に遭遇する散歩中の犬が可愛い、仕事の休憩中に飲むドリンクの匂いや好きなお菓子を食べる、家について靴を脱いだ開放感、おいしい食事、TVドラマや映画・漫画・アニメ・ゲームの時間、好きな香りに囲まれた入浴時間、ふかふかの布団に包まれた瞬間など…

普段意識せずに流れてしまう時間を、どれだけ短くても目一杯楽しんでみて下さい。わざわざ外出したり、何か物品を準備しなくても「安心する」「くすっと笑える」ような時間もぜひ注目してみてほしいです。

今は何も浮かばない方もいるかも知れません。案外探してみるとすでに取り入れていることで満足できる方も出てきます。一気にたくさん習得しようとせず、少しずつ気づいて増やせていければいいですね。


2022年4月12日火曜日

お花見


  
 桜は散り始めていますが、春らしい暖かい日は増え、過ごしやすい季節になりました。先日、リワークの季節の行事として、大阪城公園までお花見に行ってきました。コロナの影響を受ける前は、春のお花見や秋のBBQなど、季節ごとにクリニック外での行事を企画し楽しんでいただいていました。コロナ禍によりしばらく中断していましたが、今回3年ぶりにお花見に行くことができました。

 

 クリニックから桜の名所である大阪城公園まで徒歩30分ほどの道のりでしたが、当日はお天気にも恵まれ、気持ちのよいウォーキングとなりました。公園では、桜の木の下にブルーシートを敷いてしばしくつろいだあと、各々自由に散策しました。最高の1枚を求めて撮影スポットをじっくり探す方、屋台でクレーブやホットドッグを買って楽しむ方(私も屋台の誘惑に負けました)、いつもと違う屋外の新鮮な空気を吸いながら、皆で春の訪れを楽しむことができたと思います。

 こういった行事の時には普段とは違うメンバーの皆さんの表情に出会うことができます。リワークプログラムに集中している時の真剣な表情とはまた違って、より自然な、感情を開放した表情なのかもしれません。「オン」と「オフ」の切り替えのように、一人の人にいろいろな側面があるのは当然のことですが、いつもと違う状況下で、ある人の意外な一面を発見し、それを通して相互の理解が深まることは社会の中でよく経験することです。

前回のお花見では、ブルーシートで円になってそれぞれに持ち寄ったお昼をいただきながら会話を弾ませました。黙食を行っている現状を考え、今回はお昼休憩をはさんでの一日通した行事ではく、午前中のみの散策となりました。ささやかな企画でしたが、メンバー同士の相互理解が深まる機会になったのではないかと思います。