2022年8月10日水曜日

明日から夏休み

 今日も暑いですね…。昨日も暑かった。その前も…。きっと明日も、明後日も暑いですね。明日からリワークは夏休みに入ります。暑さ対策(コロナの対策も忘れずに)をしっかりしつつ、皆さんにとって充実した休みになると良いなと思います。

 

と、サラッと「充実した夏休みになると良いな」と書きましたが、充実した休みとはどんな休みでしょうか。

いろいろあるとは思いますが、休みへの入り方も、その後の休みが充実するかどうかに関連していると私は思います。

 

今週のセルフチェック(月曜日のプログラム)で、休みの間の過ごし方に対して、不安を感じているという話が出ていました。今のメンバーさんだけでなく、過去にリワークに在籍されていた方からも、休日の前、特に大型連休の前には、休みだという安堵感がある一方で、休みに対する不安があるということも話されていました。

休みを前にして、不安を感じることは自然なことだと思います。楽しい計画があり、楽しみに感じる思いや、リワーク(仕事)で感じる緊張感から開放され、ほっと一息つけることもあると思います。それだけでなく、いつものリズムや環境と変わる長期休みは、不安も同時に生じやすいですね。その不安を一人で抱えたまま休みに入るよりも、リワークのメンバーさんが今回取り組まれたように、不安に感じている思いを、他メンバーやスタッフと共有して、不安に感じている自分がいることを自分で考える作業をしてから、休みに入られることはとても大切な取り組みだと考えます。

誰かに共有したり、そういった自分の思いがあるのだと言語化したりすることで、不安に感じることは自然なことだと感じる体験にも繋がり、安堵感も得られます。また、休み明けに、不安に感じていた休みがどのような休みになったのかについて振返りやすくなります。

 

リワークは、16日から再開です。怪我や病気なく、お過ごしくださいね。

2022年8月3日水曜日

呼吸できていますか?

コロナ感染流行も第7波となり、まだまだ感染対策も油断できない状態ですね。

人が密集するような場所では必要ですが、屋外で人がいない場所ではマスクを外して熱中症対策も忘れないようにしたいところです。


 

さて、タイトルにもしましたがみなさん「呼吸」できていますか?

生きるために呼吸は必要なので、当たり前と思う方がほとんどだと思います。ですが、マスク生活が増えているために呼吸が浅くなっているのだそうです。呼吸が浅くなると自律神経が乱れやすくなり、めまいや倦怠感・頭痛・気分が落ち込むなどの不調が出やすくなります。深い呼吸を行うことで血流を促し、全身の酸素供給量を増やして副交感神経の働きを高めてくれます。最近なんとなく不調で呼吸が浅くなっていると感じた方は、意識して深い呼吸を行ってみてください。


 

リワークでは、毎月12回マインドフルネスのプログラムがあります。様々な瞑想を通してゆっくりと呼吸を意識して過ごしてもらいます。プログラムだけでは効果を実感するには不十分でしょう。日々の生活に取り入れることで、なんとなく調子がいい気がすると教えてくださるメンバーさんもおられます。リワーク中は目標に瞑想を取り入れることで呼吸を意識していたけれど、復帰後は仕事に追われて呼吸に注目することを忘れていた方もいるかもしれません。ぜひこの機会に呼吸を大切に過ごしてみてください。

2022年7月20日水曜日

アフターリワークでの出会い

 当院では、リワークを卒業された方を対象に毎月第3土曜日にアフターリワークを開催しています。アフターリワークでは、午前は「グループディスカッション」のプログラムで、復職後の職場での経験を話し合い、リワーク卒業後の自己に向き合うことで再発予防につなげていきます。午後は、「セルフチェック」というプログラムを通して生活面について振り返り、生活習慣のさらなる改善を目指します。

 そして毎年8月のアフターリワークでは、“CRESS交流会”を実施し、現在復職を目指しているリワーク在籍メンバーに向けて、復職後の体験を話していただく機会を設けています。コロナの影響により残念ながら2020年度以降は開催を見送っており、今年もコロナの現状を鑑みて、“CRESS交流会”は開催せず、通常のアフターリワークを実施いたします。

アフターリワークは任意の参加ですので、卒業して間もない方、最後に参加してからかなり間隔を空けて参加される方、不定期ではあるものの継続している方など、様々な形で再発予防に向けて取り組んでおられます。このような様々な状況にある方々が来られているため、復職直後の方が、他の卒業生が復職数年後も悩みを抱え続けている姿を見て、過去の辛い体験を思い出すことがあるかもしれません。あるいは、復職後なかなか仕事が期待通りに進まず焦りや失望を感じている方が、卒業後間もない方の前向きな姿勢に触れ、忘れていた気持ちを取り戻すきっかけになるかもしれません。卒業してアフターリワークに参加することを想像するとしたら、卒業後すぐの自分にどのような声をかけられますか。かつてリワークに参加していた時、メンバー同士で体験や悩み事を共有し、乗り越えるヒントや力を得てきたことを再認識できるかもしれません。そしてアフターリワークの場は、卒業後も同じような意味を持つ場として存在しています。スタッフとともに復職後の体験を分かち合い、ともに考え、支えあい、そして復職後の新たな自分、新しい一日につなげていってほしいと思っています。

2022年7月1日金曜日

リワークプログラムCRESSが10年を迎えるにあたって〜データが物語るものと、一人ひとりの経験と〜

リワーク・プログラムCRESSは、2012年7月に始まりました。

今年2022年7月で、CRESSは10歳になります。

最初は週2日で13時半から16時でした。2012年9月からは週2日は変わりませんが、10時〜16時に延長しました。これは、現在のCRESSの始業と終業時間と同じです。

ここからは、開催日数が増えていきます。2012年10月から週3日、同年11月から週4日、そして2014年5月から週5日になり、現在のCRESSの週5日で10時〜16時になりました。

この10年間(2012年7月〜2022年6月)で、338人の方が、CRESSに参加されました。

338人の方が参加された10年間によって、示唆されるものがたくさんあります。

一つは、「数」が物語るものです。これは統計的な意味を持ちます。

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338人の参加者のうち、リワークを途中でドロップアウトせず最後までやり通して卒業されたメンバーは249人(74%)、途中でリワークに来られなくなり、リワークに復帰できずにそのまま中断となったメンバーは74人(22%)、そして現在リワークに在籍されているメンバーが15人(4%)、それぞれおられます。

リワークをドロップアウトしてしまう参加者が22%いるという事実を、私たちスタッフは重く受け止めています。どの参加者も、最後までリワークをやり通して卒業し、復職を実現してもらいたいと、私たちは思っているからです。

個々の中断の背景を、しっかり私たちスタッフは考える必要があります。CRESSという職場に行けなくなり、退職してしまったのですから。そして、中断されたメンバーに、なぜCRESSという職場を辞めることになってしまったのか、考えてもらえたらと思うのですが、それは難しいことになってしまいました。

中断が22%起きるという10年間の事実から、リワークをやり通りて卒業すること自体が、決して簡単な仕事ではないということも、おわかりいただけると思います。CRESSというグループの中で、自分を見つめることそのものが、復職が大変なのと同様に、とても大変な仕事でもあるのです。

卒業された249人のメンバーの中には、「途中でリワークを中断したけれども、中断期間を経てリワークに復帰し、最終的には卒業したメンバー」(復帰メンバー)が15人おられます。これはつまり、CRESSという職場が辛くて途中で休職したけれども、CRESSに復職し、最後まで仕事を続けて卒業された参加者が、15人おられることを意味します。

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CRESSの卒業メンバー249人のほとんどは、休職した時と同じ職場への復職を果たしています。元の職場に復職することは、CRESSの参加者が目指す目標でもあります。


実際の人数で言うと、元の職場に復職された卒業メンバーは、249人中、237人(95%)です。

しかし少数ながら、違う転帰になった卒業メンバーもいます。

転職してCRESSを卒業したメンバーが5人(2%)休職状態あるいは無職の状態で卒業したメンバーが7人(3%)おられます。

CRESSに参加した方が、元の職場への復職ではなく、転職を目指すことになることを、みなさんはどうイメージされるでしょうか。

休職した職場は、苦しい場所です。嫌な場所でもあるでしょう。そういう元の職場に戻らず、転職でリセットできるなら、良かったのではないか、と思われる人もいるかもしれません。

次の内容は、「数値」ではなかなか分からないことです。転職された5人のメンバーのCRESSでの経験の中身を知らないと、データだけ見ていても、その内実はわかりません。元の職場を退職されて、転職を目指すことになるメンバーは、CRESSの中で、大きな試練を迎えます。周りは、あの苦しい職場に戻ろうとしている。CRESSは、そういう人たちが集まって、自分に向かい合っている場所なのです。

『その中で、自分は、職場を辞めて、新しい職場を目指そうとしている。みんなと目指すところが違い、問題意識を共有できなくなる。みんなとともに、このCRESSという職場で、転職組の自分は果たして、本当に一緒に心の仕事ができるのか。』

この悩みにぶつかります。むしろ、CRESSの中で転職をする人は、その悩みにぶつかり、葛藤する必要があります。実際に、5人のメンバーは、そういう葛藤を経験し、CRESSで心の仕事をやり通したところがあります。その時、転職はリセットではなく、休職し退職した弱い自分に向き合う経験になるのです。

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卒業メンバー249人のCRESS在籍期間(リワーク初日から最終日までの日数)の平均在籍期間は、223日です。つまり、卒業メンバーは平均すると7ヶ月半ほどでCRESSを卒業していたことになります。

卒業メンバーの平均在籍期間が7ヶ月半であるという事実は、何かを物語ります。

休職した自分にリワークで向き合って復職するには、それ相応の時間が必要になった、という意味もあるでしょう。さらには、厳しい職場に戻るのは辛いことなので、CRESSという安全な場所に長居している意味もあるかもしれません。

在籍期間のデータを見るときに大事な視点は、「数字」としての在籍期間ではなく、その時間の中でメンバーが再発予防できる自分に変わるために、どれほど中身ある経験を得たのか、という視点です。これも、「数値」だけ見ていては、分からないことです。

今の自分が、このリワークをどういう風に経験し、使っているのかを、しっかり考えることです。

自分自身を考えることなく、早く職場に戻ろうという気持ちだけで、リワークを早く切り上げようとしているのかもしれません。

早く復職しようとしていたけれど、CRESSに参加することで、自分は休職前と変わっていないと気づいて、このままの自分では卒業できないと、在籍期間が長くなっているのかもしれません。

あの職場に戻るのが嫌で、働くのが嫌で、CRESSを現実逃避の場所にしていて、在籍期間が長くなっているのかもしれません。

リワークの時間の中で、自分がどういう経験をしているのかを考えていくことは、職場での自分を見つめ、再発予防している自分の姿でもあります。



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今回紹介した「数値」は、10年間の積み重ねがあって、何らかの意味を帯びる数値です。

数値という客観的な事実が何を物語るかを考えるためには、一人ひとりのリワーク経験を知っていなくてはいけません。

私たちスタッフは、10年の時間が出した数値を、個々人の復職に向けたリワークでの取り組みという中身ある経験につなげて理解していきます。

2022年6月24日金曜日

コミュニケーションの中の自分とは

今回のブログでは『コミュニケーションの中の自分』について、少しお話ししたいと思います。

 

先日、心理教育というプログラムでコミュニケーションについて現在、リワークに在籍されているメンバーにお話しする機会がありました。

コミュニケーションと聞くと、言葉でのやりとりをイメージされる方が多いかもしれません。しかし、言語的なやりとりだけではなく、発信する際の声のトーンや空気感など非言語的なやりとりも含めて、コミュニケーションと考えます。発信者だけではなく、受信者の反応もそこで起こっているコミュニケーションの要素となっている、つまり、お互いのあり方がコミュニケーションには反映されているということです。

 

自己分析というプログラムでも、コミュニケーションについて触れる機会がありました。自分のコミュニケーションのあり方も含んでいる、『苦手な人とのつきあい方』というテーマをメンバーに考えてもらったのです。自分が相手をどう苦手だと見ていて、苦手だという思いがどのような自分のあり方に反映されているのかということです。相手との交流で、自分が今以上に苦痛な思いをしたくないと、必要最低限の対応で収める方も居れば、相手の良い面を知るために、あえて積極的に関わっていくという方も居ました。様々なコミュニケーションの形を共有すると、改めて、コミュニケーションというのは、非常に個性のあるものだと認識できました。

 

リワークでは、上記2つのプログラムのみではなく、自分の復職に繋がるさまざまなコミュニケーションにメンバーが日々、意欲を持って取り組んでいます。

 

コミュニケーションというのは、私たちの生活の中に常にあるものです。相手は家族や友人、職場の人が思い浮かべやすいかもしれません。しかし、もっと色々な人とも実はコミュニケーションをしているのです。見知らぬ人同士でも起こります。例えば、狭い道で自分の正面から人が来た時に、道を譲るのか、そのまま突っ込むのか。電車内で自分は座っていたとして、立っている人が目の前に来た時に、スペースをもっと詰めるのか、詰めないのか。落し物をした人に直接声をかけるのか、交番に届けるのか、そのまま見て見ぬふりをするのか…こうして見ると、コミュニケーションの幅というのはとても広く、自分の個性がよく表れていると感じることができるのではないでしょうか。つまり、人との関わりの中には、『自分』が居るのです。

 

このブログを読んでいる皆さんが改めて、コミュニケーションを振り返る時、

そこにはどんな『自分』が存在していますか?

2022年6月9日木曜日

 今年も少し遅れて梅雨入りが近づいています。梅雨の時期はじめじめして洗濯物もなかなか乾かないし、気持ちも晴れず、夏が待ち遠しい気持ちになる人が多いでしょう。でも、リワークでは参加するうちに、メンバーの多くが、そんな雨への気持ちはいろいろな気持ちの中の一つに過ぎないと感じるようになるかもしれません。

 というのも「雨」に限らず、リワークでは様々な物事について、プログラムで多角的に分析したり、語り合ったりして、自分以外の人の感じ方や考えを知る機会に多く出くわすからです。

先日も「個人プレゼン」というリワークのプログラムで「雨」というテーマでメンバーの皆さんが思い思いの発表をされていました。「個人プレゼン」では、メンバー全員が決められた同じテーマで一人5分の発表をします。その発表を聞いて、メンバーどうし感想を伝え合うのです。発表時間とテーマ以外、発表の形式や内容は自由です。

誰にでも平等に降り注いでいる「雨」というシンプルなテーマであればあるほど、イメージも、連想も千差万別、十人十色の「雨」が語られます。

 音楽を想い浮かべて紹介する人、映画や文学作品を通してお話される人、趣味との関連でお話される人、自分の体験や想い出からお話される人・・・。ネガティブな面、ポジティブな面、情報中心の人、思いや考えを話す人、どれもが「雨」という鏡で自分を映し出して自分を眺める作業なのだなと感じます。雨を自分の心情とつなげて「雨降って地固まる」「止まない雨はない」とお話される言葉には、雨からの滋養をメンバー皆にも伝えようという見えない想いも感じられました。

「雨」という一つのことばを、一人ひとりが発表することで、その発表そのものが、その場にいるメンバー同士の心の交流となっていることを感じた時間でした。

自分のプレゼンが誰かの心に届いた感触はどうだったでしょうか。

「雨」が降る度に、語られた様々なことばが浮かぶのだろうなと思うと、もうすぐ始まる今年の梅雨も少しは楽しめるかもしれませんね。

2022年5月24日火曜日

リフレッシュとは?

あっという間にゴールデンウィークが終わりましたが、皆さんはどのように過ごされましたか?

お仕事だったと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、少しでもリフレッシュする時間を持って頂けていたら良いな〜と思います。

 

そもそもリフレッシュとは何でしょう?自分にとって何がリフレッシュになるのか皆さんはご自身でわかっておられますか?

 

なぜこんな質問をするのかと言うと、4月のアフターリワークでリフレッシュについて話す機会がありました。少し話が逸れますがお知らせも兼ねてアフターリワークの現状について書いておこうと思います。アフターリワークの午後の時間はセルフチェックを実施しています。この時間を通し、生活面について振り返って頂き、より良い生活習慣につなげることを目的としています。その目的は変わりませんが、今は少し方法を変えており、これまではメンバーさん一人一人にまず報告をして頂き、その報告に対しスタッフがフィードバックを行なっていました。長らくこの方法で実施して参りましたが、徐々に参加人数が増える中、この方法では時間内に終えることが難しいという問題が出てきました。また、兼ねてよりご自身の報告以外の時間をもう少し有意義に過ごして頂きたいと考えており、その点も含め方法を変更することに致しました。

今はまず生活記録表に過去1ヶ月間の振り返りを記入して頂き、それを元に一人2分の持ち時間で発表してもらいます。その後、生活面で悩んでいることや、発表を聞いて気になったことなどを出し合いみんなでディスカッションをしています。

そのディスカッションの時間にリフレッシュや気分転換について話し合いました。

 

本当のリフレッシュって何だろう?

心の底からリフレッシュできたと感じる事って何だろう?

 

趣味を通して気分が上がる感覚、気分のスイッチを変えるような感覚、何かに集中する事で頭を空っぽにする感覚、達成感を感じるような事…様々な意見が出ていました。

リフレッシュの方法を出し合うのは簡単ですが、自分にとってのリフレッシュとはそもそもどういうことか?について考えることはあまり無いのではないでしょうか。もちろん誰かのリフレッシュの方法が自分に合うこともあるでしょうし、運動や瞑想は科学的な面からもリフレッシュに繋がることはわかっています。ただ、それが本当に自分のリフレッシュに繋がっているのかは頭ではなく心や体に聞く必要があるのかもしれません。


日頃のストレスから心身を解放し、前向きな気持ちを作り出すためにも、自分に合ったリフレッシュの方法を知っておくことは大事なのではないでしょうか?