2022年2月10日木曜日

身体の自分と心の自分

先日散歩道で梅の花が咲いているのを目にし、春の訪れをちょっぴり感じることができました。にもかかわらず、寒さ、コロナの波はまだまだ収まらず、意識していないとどうしても運動不足になってしまうこの頃です。若い頃は運動していても運動していなくてもさほど体調に変化は感じなかったのですが、最近は運動しない日が続くと身体が重く、やる気が出なくなるのをとても実感します。それで、慌てて散歩に出かけると、次の日寝覚めがよく、身体が軽くなり、ようやくごそごそと動き始めるのですが。人のやる気や心のあり様というものは、身体のコンディションとも大きく関連するのだなあと最近はつくづく感じせられます。

運動や睡眠しかりですが、最近は、腸内の環境までも心のあり様に大きな影響を与えていると言う話を耳にするようになりました。活発なネズミの糞便と不活発なネズミの糞便を腸内に入れ替えて移植することで、それぞれのネズミの活動性が反転するという報告もあるらしく、性格にも腸内環境が影響するのではないかと言われ始めています。性格や気分は、日々の暮らしの中での出来事、今まで体験してきた人間関係、生活の中で起きてくるストレスや負担、捉え方のくせ・・・といった、心理的要因のみならず、身体ととてもつながっているのに、案外日々の生活を送ることにかまけて身体の声は二の次にされることが多いのではないでしょうか。

リワークの中では認知や自己分析も行いますが、セルフチェックというプログラムを通して自分自身の生活を眺めて、自分の身体と心の変化について考える時間があります。メンバー間で自分の眠りや食事、運動などについて気づいたこと、困っていることについて語り合います。その中で飲酒や間食、スマホやゲームといった嗜好について話題に上がることがあります。生活の中で心を癒すストレスコーピングとして役立つ時もあれば、逆に心を満たすという隠れ蓑をかぶって、体を苦しめているジレンマに出会うこともあります。心も自分、身体も自分・・・。身体の声は耳を傾けにくいので自分ひとりではつい見逃してしまいますが、仲間とともに自分の身体と心のあり様を語り合いながら自分自身をケアできるといいですね。皆さんの腸内環境いかがですか?

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